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感染症以外にも、暑い季節は汗や紫外線、虫などが原因で様々な皮膚のトラブルが増えます。
第二弾は、あせも、日焼け、虫刺されといった、お子さんに身近な夏の皮膚症状とその対策についてお話しします。
〇あせも(汗疹)
汗をたくさんかくことによって汗の出口に汗がたまって、皮膚表面にぷつぷつや赤み・痒みの症状がでる。
赤ちゃん・こどもにできやすいが、大人にもできることがある
★赤ちゃん・こどもにあせもができやすいのはナゼ?
◎大人にくらべて、体の表面積は小さいものの、汗を作る汗腺と汗管の数は大人と
同じため、たくさん汗をかきやすい。
◎代謝が盛んなため、一度にたくさんの汗をかく
◎大人に比べて皮膚がデリケートで汚れや汗の成分等の刺激に弱い
★赤ちゃん・こどもに快適な室温は?
◎理想的な温度
夏:26~28℃ 冬:20~23℃
※エアコン・サーキュレーターなどの風が直接当たらないように気を付けましょう。
◎理想的な湿度
夏:50~60% 冬:40~60%
※温度に比べて湿度は見落とされがちですが、湿度の管理も重要です。
★予防対策
◎汗をかいたら着替える
通気性・吸湿性の高い素材の服を選ぶのもいいでしょう。
※プリントが多い服はその部分に熱がこもりやすいので注意です。
◎汗をかいたらこまめに拭く
濡れたタオルなどで優しく拭きましょう。
◎汗をかいて家に帰ったら、シャワーを浴びる
お湯だけでさっと流す。毎回石けんで洗うと必要な油分も落ちてしまうので、
普段のお風呂(シャワー)時のみ石けんを付けて洗います。
◎お風呂(シャワー)後は保湿をしっかりする
※汗をかいた肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下すると炎症が悪化しやすくなります。
〇日焼け
日焼けは日光の紫外線によって起こる軽いやけど症状です。
★日焼けの程度
レベル1(軽度)
肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みや熱感がある状態(日光皮膚炎)。数日以内に自然に治まります。
レベル2(中〜重度)
赤みだけでなく「水ぶくれ(水疱)」ができる状態。強い痛みと熱感を伴います。皮がむけることもあります。
レベル3(極めて重度)
皮膚が深く損傷し、白く変色したり壊死したりする状態。非常に危険なため速やかな医療機関の受診が必要です。
★予防対策
◎午前10時~午後2時までに紫外線量が一番強くなるため、その時間の外活動を避ける。
◎日陰を選んで遊ぶ
※日向では、ひさし・パラソルなどの下で遊びましょう。
◎つばの広い帽子、肌の露出が少ない・紫外線を反射しやすい白か淡い色の衣類を
身に着ける
◎長時間外での活動をする際は日焼け止め使用
※日焼け止めについては、過去のブログも是非参考にしてみてください。
★日焼けしてしまったら
◎ほてっていたら冷やす
シャワー・冷やしたタオル・保冷剤等でほてった体を冷やしましょう
保冷剤で冷やすときはタオルなどに包んで直接当たらないようにします
◎保湿する
日焼けした肌は水分が失われているためたっぷり保湿します
◎水分補給
日焼けした後は体内の水分も失われがちです。こまめに水分を摂取しましょう。
※以下の場合は皮膚科か小児科に受診を※
| 水ぶくれができている
38℃以上の発熱が出ている 日焼けした範囲が広い ぐったりしている 痛みがひかない |
〇虫さされ
※過去のブログに詳しく書いてありますので是非ご覧ください
〇やけど
※過去のブログに詳しく書いてありますので是非ご覧ください
★夏とやけどの関係は?
直射日光や気温で熱せられた遊具やアスファルト、夏の風物詩手持ち花火などによって
やけどをしてしまうケースがあります。
滑り台・鉄棒 …… 夏の炎天下では70℃以上の高温になることがあります。
その他、ブランコのくさりや座面、遊具の階段や手すり、公園のベンチ、砂場の砂や砂利等でもやけどの報告がありますので注意をしましょう。
日頃のケアや予防を意識していても、どうしても症状が出てしまうことはあります。お子さんの肌に「いつもと違うな」と感じたら、悩まずにぜひお早めにご相談ください。健やかな肌で、楽しい夏を過ごしましょう。
新川崎ふたばクリニック 看護師 茨木
参考:
東京女子医科大学東医療センター(現・東京女子医科大学附属足立医療センター) 小児科、松戸市立病院(現・松戸総合医療センター) 新生児科、戸田中央総合病院 小児科、東京女子医科大学東医療センター 小児科
日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、感染症学会認定 感染症専門医、日本小児感染症学会 小児感染症認定医、ICD制度協議会 Infection Control doctor